「何でこんなに使いにくそうな器を作ったんだろう??」
これが、話を聞いてみたいなと思ったキッカケの1つ。
失礼極まりないですね。ごめんなさい…!
と言う訳で、今日は三菱地所アルティアムで開催されていた「KIGI EXHIBITION in FUKUOKA」の最終日のクロージングトークに参加してきました。
KIGIとは、上原良輔さんと渡邉良重さん2人で活動している、商業デザインとアートワークのどちらも手がけるクリエイティブユニットです。
今回私が気になっていたのは、彼らの手がけた「KIKOF/キコフ」と言う名前のプロダクトデザイン。(画像がなくて申し訳ないです。)
滋賀県の琵琶湖周りの職人さんと、デザイナーの共同開発で生まれた製品です。
KIKOFブランド全てのもの(カップ、ピッチャーなど)に共通して、八角形のフォルムと、淡い色の釉薬が使われています。
これはどちらも普段目にする信楽焼(有名なのはたぬきの置物)にはない特徴のようです。
クロージングトークでは、大方の時間KIKOFのことが話されました。
成り立ちや途中経過などを聞いて、KIKOFのことが分かると同時に、前からデザインについて考えていたことも少し纏まった気がします。
それは、
デザインという仕事の仕方には、
"自分の得意フィールドに相手を引っ張ってくる"形
と
"相手の長所、強みに自分を合わせて行く"形
があるのかなと言うこと。
(ちなみにアートは完全に前者だと思っていますが、それは別の時に書けたら書いてみたいと思います。。。)
今回のクロージングトークを聞いていて、KIKOFは前者のやり方をとっているのかな、と私の中では結論が出ました。(お2人からすると違うのかもしれないけど)
KIKOFでいうと、グラフィックデザイン(紙媒体)に、信楽焼(プロダクト)をスライドさせている、と。
とはいえ、完全に相手を自分のやり方に従わせるということとは違って、
相手の得意なフィールドは、相手の考えを聞いてアドバイスをあおぐ。
「質問を投げとけば何かいい答えが返ってくるやろw」
的なおおざっぱで投げやりっちゃー投げやりな所もあるようでした。
笑いましたw
でもなんかそれってすごく大切なことな気がしてならないんですよねー。
まだ自分は感覚として上手く掴めていないけど…。(数を経験してないってことなんでしょうね。)
とりあえず今日のクロージングトークで最初の疑問は大体解決したんですけど、
誰かと物事を進める時のバランス感覚(これはこの人に任せてこれは俺がやる、的なね)って、どうやったら身に付くんだろう?
なんでもやる人、出来る人ほどカバーできる範囲が増えて行くので、出来る範囲が人と被って行くんじゃないのかなあ。
そしてそもそも誰とでもその関係(黙っていても仕事の割り振りが自然に出来てて、かつパフォーマンスのレベルが上がるっていう)は構築できるのか?
という、新たな疑問が増えましたw
それについては最後の質疑応答で聞いてみましたが、
「長く一緒にいるから何となくできる」
「正直、あー!仕事とられたー!って思う時もある。笑」
「相手をたてないとっていう気持ちもある」
「私より彼の方が〜の面に対しては得意だと思っているから任せるし、その時に彼がアドバイスを必要としているならアドバイスをする」
とおっしゃっていたので、長く一緒に過ごして、仕事の面だけじゃなく相手を知ることが大切なんだろうなあ。という感じです。
お昼ご飯も夜ご飯もみんなで作って、スタッフさんと一緒に食べてるらしいし…。
あとそれだけではなくて、お2人を見ていると、お互いに対しての愛とか尊敬を感じました。
こいつなら大丈夫、みたいなね。
でも多分、こういう人たちは初めて会った人たちのなかでもそういう関係を保っていけるんじゃないのかなあ。。。
それをセンスと言うのか………。な?
まだちょっとわかんない。
とりあえずこんな感じで初記事は終わりますw
収集ついてないですねw
ちなみにちゃっかりサイン貰いました。笑
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